物凄く久しぶりに実家の山(竹林)に行ってきました。
そこで見つけた「亀甲竹(キッコウチク)」
水戸黄門さんが杖に使っている竹だそうで、結構珍しいものらしい。
せっかくなので移植して増やす事が出来ないかなと思い、今回調べてみました。
竹の移植方法や育て方は?
竹の移植は種類によって移植時期が異なり
タケノコの出来る一月前ぐらいが良いようです。
今回の場合、亀甲竹は孟宗竹(モウソウチク)の突然変異なので
孟宗竹は2月~3月頃が適正。
具体的な移植方法ですが。
まず、移植したい竹の根っこの先端を探します。
先端の1m以上を掘り出します。
その際出来るだけ根っこを乾かさないように注意!
次は植える場所を確保します。
植える場所は半日陰がベストで、水はけと水持ちどちらも大事です。
理想は赤玉土:腐葉土:川砂を6:2:2の割合で混合したものがいいようですね。
竹は非常に成長が早く、広範囲に生える為あらかじめ範囲を決め、コンクリートの壁・耐根シート・トタンなどを埋め、 根っこの対策をしておくとなお良し。
準備が出来たら30cm程の深さに植えます。
植えるのはその日のうちに、出来るだけ早いほうがいいようです。(乾燥するのが早いため)
植え替えた後はたっぷり水をあげてあげましょう。
根付いた後は水やりはほぼ必要なく、追肥も必要無いようです。
上でも書きましたが、竹は非常に成長が早く背も高くなります。
家などの限られたペースに植える時は近所迷惑にならないように気をつけましょう。
竹の種類は?
竹は世界に約1300種類、日本には約600もの種類があると言われているそうですが、調べていると「男竹」「女竹」との記述を見つけました。どう違うのか非常に気になりますが、今回は置いておきます。
それにしても日本だけで600もあるのは驚きです!全部は紹介しきれないので数種類に絞って紹介します。
真竹(マダケ)
日本原産と中国原産の2つの説がある竹。
10m〜20m程までに成長し1日に1m伸びると言われている。
タケノコの収穫時期は5月から6月上旬で、適正時期の採れたてなら刺身でそのまま食べる事が出来る。
収穫後時間が経つとエグ味が出てアク抜きが必要になる。
別名「苦竹」と呼ばれる理由はそこにある。
花が咲くサイクルは120年と言われているが、確証は無いようだ。
孟宗竹(モウソウチク)
アジアの温暖湿潤地域に生え、タケ類の中では最大級で高さ25mに達するものもある。
名前の由来は三国志の呉の武将「孟宗」にちなんでいる。
タケノコの収穫は4月頃で、大型で肉厚、柔らかくエグ味が少ない。
近年竹林が放置される傾向があり、この孟宗竹により周辺の広葉樹などは枯れてしまうなどの状況が報告されている。
黒竹(クロチク)
高さは3m〜5m程で、初めは緑色だが夏を越えると黒くなり2年ほどで真っ黒になる。
日当たりのいい乾燥地では鮮やかな黒になる。
主に建築資材として装飾として使われたり、伝統工芸品として使用される。
淡竹(ハチク)
中国原産で、日本では真竹、孟宗竹につぎ多く分布している。
高さは10m〜15m程に成長し、節の輪が二重になっているのが特徴。
タケノコは3月中旬〜5月上旬が収穫時期で収穫直後は癖が無く刺身で食べる事が出来るが、
時間が経つとアク抜きをしなければならない。
真竹のタケノコと似ているが、皮が紫色なのが特徴。
四方竹(シホウチク)
中国原産の竹で茎の断面が四角いのが特徴。
高さは2m〜7mで移植が簡単だが、寒さに少し弱いため東北地方より北では非常に育ちにくい。
タケノコは9月下旬〜11月上旬にかけて収穫出来る珍しい種類。
主な産地は高知県です!
亀甲竹(キッコウチク)
孟宗竹の変種で節が交互に膨れておりその形が亀の甲羅に似てる事からそう呼ばれる。
京都の特産とされ、水戸黄門に登場する水戸光圀の杖は亀甲竹である。
伝統工芸品としても使われる。
布袋竹(ホテイチク)
真竹の変種の1つ、亀甲竹同様節が膨らんでいるのが特徴で、その膨らみを七福神の布袋様
のお腹に見立ててその名が付いた。
直径が2cm〜5cmと細く、高さは5m〜12m。
亀甲竹とは太さで見分ける事が出来る。
乾燥すれば折れにくく、釣竿としても使われていた。
タケノコは4月下旬〜5月上旬で、収穫は掘るのでは無く、カマなどで刈り取る。
アク抜きの必要は無く、美味しいらしい。
以上、竹についていろいろと調べてみました。
今回は調べただけなので、今年移植を実践してみたいなと思っています。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
コメント
はじめまして。
亀甲竹の移植は成功したでしょうか?
現在はどんな感じでしょうか?
私も植えてみたいです。
可能なら苗を分けていただけないでしょうか?
お分かりでしょうが、私のH.N.は映画からとっています。
ジゴバさん
はじめまして。
コメントありがとうございます。
亀甲竹ですが、未だ実行に移せておりません。
移植場所の確保が出来ていないという事と、約30年近く放置されていた竹林の片付けもしなくてはいけないので難航しております。
移植はもう少し先になりそうです。
進展がありましたらまた投稿しようと思っていますので、お待ち下さい。
H.Nの「ジゴバ」ですが、分からなかったので調べさせて頂きました。
1965年の「ドクトル・ジゴバ」という映画でしょうか?
違ってたらすいません…
観たことない映画なのでチェックしてみます。
はい、その映画です。
一度御覧ください。
ロケ地に行きたいと願っていますが場所はわかってますが、旅費が無くて残念。
移植実行する日を楽しみにしてます。