先日「リセット」というミステリー映画を観てまして。
作中に出てくる話で”ロアノーク島の集団失踪事件”が語られていましたが、映画を盛り上げるためのフィクションだと思っていました。
しかし、映画のレビュー記事を書いていた時になんとなく調べて見ると、なんと実際にあった話だというじゃありませんか!
すごく気になったので、今回は「ロアノーク島集団失踪事件」について書いてみようと思います。
ロアノーク島集団失踪事件とは?
ロアノーク島とは、16世紀後半にイングランドの植民地だった島で、現在のアメリカ合衆国 ノースカロライナ州 デア群 にある46.5k㎡の島である。
1585年に開拓者達は島で暮らし初め、いろいろ事件がありながらも島を開拓していた。
しかし、1587年に受けたイングランドからの補給を最後にスペインとの戦争が悪化したためにその後3年間補給が行われることはなかった。
そして、1590年に補給隊が島を訪れたが、開拓地は荒廃しており120人住民全員が姿を消していた。戦闘が行われた痕跡も、消息がわかるものも無い。
唯一の手掛かりは柱に彫られた「CROATOAN(クロアトアン)」という文字と近くの木に彫られた「COR(クロ)」という文字だけだった。
その後も十分な捜索もされないまま、補給隊は帰国した為、真相は不明のままである。
ロアノーク島集団失踪事件の真相と「CROATOAN(クロアトアン)」の謎!
この集団失踪事件の謎は幾つかの仮説が立てられています。
その仮説を簡単に解説すると。
仮説1.アロノーク島周辺の原住民に吸収された。
仮説2.船で海へ出てからの遭難、餓死。
仮説3.スペインからの攻撃による全滅。
この中で一番有力視されているのが仮説1です。
この島にはクロアトアン部族など幾つかの原住民が存在していたようで、その部族達に何らかの理由で吸収されたのではないか?ということです。
これならば柱に彫られた「CROATOAN(クロアトアン)」の文字も名前が同じ事から彫られた理由がなにかあったのでは無いかと推理し易いですよね。
1998年に東カロライナ大学で考古学的に調査するチーム「クロアトアン・プロジェクト」が結成され、そのチームがクロアトアン部族の集落跡で金の指輪、銃の火打石、16世紀の銅貨を2枚を掘り出した。これもロアノーク島の人々と当時の原住民との繋がりを示す重要な手掛かりとなっている。
これらの他にもアメリカにある「ファミリー・ツリーDNA社」によってDNA鑑定によりロアノーク島に失踪者の末裔を探すプロジェクトを進行中のようです。
これは周辺原住民の末裔に当時の植民地達の姓が存在してる為、行われるようです。
以上、ロアノーク島の集団失踪事件についてまとめてみました。
3年って結構な時間ですよね、その間何があっても不思議ではないですわ。
やはり上で挙げた仮説1が有力そうですね。
しかし、DNAで先祖を探すのはいろんな状況でも使えそうですね。
凄い世の中になりました。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
コメント
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