このシリーズは自分の勉強の為、また単純に昔の建物が好きな僕が色々な場所を巡って記録に残して行こうというシリーズです。
第1回の場所は高知県高知市にある古民家カフェ「草庵」さんです。
先日僕の作品を写真撮影させて頂いた場所で、とてもいい雰囲気のお店だったのでオーナーさんにお話させてもらい建物も写真を撮らせて頂きました。
それではいってみましょう!
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古民家カフェ「草庵」
築年数が約80年の古民家をリノベーションしているとても雰囲気のいいカフェです。
昔の天井を抜いて、梁と屋根の裏が見えているのが個人的にはかなり好きです。
建物の梁や柱はそのまま使用して、建具や欄間は京都から取り寄せたそうです。
菱に組んだ欄間ですね、詳しくみて見ると裏側にガラスが入るように加工されています。
縦格子の欄間これもガラスが入るようになっています。
欄間は全て「トメホゾ」と言われる継ぎ手で加工されています。本来欄間は外せるように制作するので定番の加工方法ですね。
これは板に模様をくり抜いた欄間になっています。
幸運の意味を持つ「七宝」模様ですね。
こちらの建具も趣があっていいですね。
縦格子の隙間が絶妙で程よく目隠しになっています。
この「鋲」がいいですね!いい感じにアクセントになっています。
こういった鋲は先に普通の釘を打っておいてその横に鋲を打つ事もあります。
縦格子の上下は穴を掘って入れているようです。
凄く細かい事ですが、蝶番の跡や昔の天井にあったであろう木材の跡に思いを馳せてしまいます。
今回お邪魔させて頂いた草庵さん、お店が準備中のお時間を頂き撮影してましたがその間もお客さんが頻繁に来てました。
人気の高さが伺えますね。
僕は初めてだったのですが、とてもオシャレなお店なので今度家族で食事に行こうと思います。
こんな感じでこれからも建具屋目線で様々な建物を見に行きたいなと思っております。
それではまた次回!
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
古民家カフェ「草庵」
場所:高知県高知市一宮西町2丁目2−15
TEL:088-845-2207
定休日:月曜日(火曜日のモーニングもお休みのようです)
定休日や営業時間は変更になっている場合もありますのでお問い合わせ下さい。
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