先日、映画ブログの方でジョージ・クルーニのプロフィールを書いていた時に、少年時代に「ベル麻痺」を患っていたと知りました。
「ベル麻痺」ってどんな病気だ?と思い気になって調べる事に。
今回はその「ベル麻痺」について気になった事を調べてみます。
ベル麻痺とは?
ベル麻痺とは、顔面麻痺の一種で。
顔の神経が麻痺し、顔の筋肉をコントロールできないようになります。
主に神経が麻痺した側に筋肉が垂れ下がる傾向が多いようです。
名前の由来は、初めてこの疾患を報告したスコットランドの解剖学者「チャールズ・ベル」にちなんで付けられました。
顔面麻痺にはいろいろ原因があるようですが、原因が特定出来ない場合にベル麻痺と呼ばれています。
ベル麻痺の原因や治療法は?
ベル麻痺の原因は今も詳しく分かっていません。
考えられる可能性としては、寒冷曝露、アレルギー、局所浮腫、ウイルス感染などが考えられています。
治療法としては、多くの場合外来での治療が可能ですが、症状がひどい場合には入院が必要。
主に副腎皮質ステロイド療法が有効と言われていますが、糖尿病などを持っている場合悪化してしまう可能性があるため、慎重な検討が必要です。
他にはビタミンB12、ビタミンEなどが有効と言われています。
リハビリテーションによる治療も有効で、麻痺した筋肉をゆっくりマッサージしたり、自ら顔の筋肉を動かす練習も効果的です。
ベル麻痺の痛みと前兆について!
ベル麻痺は最初に耳の後ろに痛みを伴います、筋力低下が起こる1~2日前から始まり、一週間程度で収まります。
その後は痛みはなくなるようですが、顔に痺れや重さを感じるようになるようです。
前兆としては上でも書いたように耳の後ろに痛みがあり、味を感じにくくなったり、顔に力が入りにくいといった症状があるようです。
ベル麻痺の自然治癒で治る可能性について!
ベル麻痺は軽度な場合1周間ほどで自然治癒する場合もあるようです。
しかし、自分では軽度なのか重度なのかは判断しにくいと思うので、一度医師の診察を受けるようにしましょう。
また、これは事例ですが、症状が出てから1ヶ月以内に改善された人はほぼ完治するようですが、時間が掛かるにつれて、後遺症などが残る可能性があるようです。
年齢によってもその後の経過に差が出てくるようで、若ければ良好な経過を見せますが、60歳を超えると経過は悪くなるようです。
以上、ベル麻痺について調べてみました。
ジョージ・クルーニはこの病気によって偏見などから辛い学生時代を過ごしたようです。
やはり病気という認識を正しく理解し、そういう思いをする人が一人でも少なくなればと思います。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
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